himanago

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Oracle Database XE を Linux 32bit環境にインストールする

はじめに

どうにも最近業務が忙しく、なかなかブログが書けません。 下書きばかりがたまっていきます…。

さて、ここ数日久しぶりにOracleをいじっていたのですが、社内の研修用環境として、32bitのLinuxVM(CentOS 6.9)にOracleデータベースの無償版であるExpress Edition(以下XE)を入れようとしたら見事にハマりました。

11g以降のバージョンで、OracleデータベースのXEではLinuxは64bit版のみの提供で、32bit版は提供されなくなってしまっていたのです(Windows向けは両方あり)。
かといって、10gの32bit用XEも公開が停止されており、公式ではどうにもならない模様。
今回は要件的に32bitのLinux+XEという組み合わせがMUSTだったので、なんとか粘って解決策を見つけました。

この組み合わせが必要になった場面、実は今回で2度目なので(1度目はあきらめた)、需要あるかも?ということで備忘も兼ねて書いておきます。

基本的に32bitのLinux向けXEは入手不可

11g以降はXEについて32bitのLinux向けが提供されていないということで、検索してみるとやはりそれを求める人の質問が結構ヒットします。
しかし、それらの結論はXEはあきらめて上位エディション入れましょう、など「不可能」という回答ばかり。
海外の質問サイトで、ここにリンクが残っていますよ、というような回答をみつけたりもしたのですが、すでにリンク切れ。
あきらめずに根気よく探すと、以下の記述を発見…!

「この中にあるよ」

unix.stackexchange.com ここには、 http://oss.oracle.com/debian/ に10gXEが含まれていると書かれていました。

探ってみると、こちらから10gXE(32bit)のパッケージがダウンロードができました! https://oss.oracle.com/debian/dists/unstable/non-free/binary-i386/ (この中の「oracle-xe-universal_10.2.0.1-1.1_i386.deb」というやつです)

しかし、形式がdebなので、今回使うCentOSではインストールできません。
そこで、こちらの記事を参考に、rpmに変換してインストールしました。

dotnsf.blog.jp

ということで、無事Linux32bitの環境にOracleXEを入れることができました。