himanago

Azure・C#などのMS系技術やLINE関連技術など、好きな技術について書くブログ

2019年11月〜2020年7月の LINE Messaging API のアップデート

はじめに

LINE Messaging API の C# コミュニティ SDK の更新が長らくされていないなぁと思い、Messaging API そのもののアップデートをメモします(ほぼ個人用。プルリク出したい)。

2021年12月時点でどうなっているかを知りたいだけなので、該当期間中に追加されて廃止されたものについてはあえて触れません。

更新内容

2019年11月〜12月

スタンプの送信を通知するWebhookイベントに新しいプロパティが追加されました

スタンプの送信を通知するWebhookイベントに、stickerResourceType プロパティが追加。

ビーコンイベントにstayイベントが追加されました

ビーコンイベントに、ユーザーがビーコンの電波の受信圏に滞在していることを示す stay イベントが追加
※2021/1 時点で利用の新規受付停止中

Webhookイベントにmodeプロパティが追加されました

Webhookイベントに mode プロパティが追加。

2020年1月〜3月

Messaging APIにナローキャストメッセージを送信するエンドポイントが追加されました

ナローキャストメッセージを送信するエンドポイントが追加。

アイコンおよび表示名が変更できるようになりました

メッセージを送る際に任意のアイコンおよび表示名が指定できるように。

これはけっこう気に入ったアップデートだったので、すでに C# SDK にプルリクを出して更新済み。

イベントでも話しました。

www.slideshare.net

一部のエンドポイントのドメイン名変更

以下のエンドポイントのドメイン名を「api.line.me」から「api-data.line.me」に変更。

スタンプの送信を通知するWebhookイベントに新しいリソースタイプが追加されました

メッセージスタンプ(カスタマイズされたテキストを含むスタンプ)が発売されたことに伴い、スタンプの送信を通知するWebhookイベントの stickerResourceType プロパティに PER_STICKER_TEXT が追加。

チャネルアクセストークンv2.1をリリースしました

トークンの有効期限指定ができるようになったチャネルアクセストークンの新バージョン。
チャネルシークレットの代わりにJSON Web Token(JWT)を使用するようになったことでセキュリティが強化された。

2020年4月

テキストメッセージでLINE絵文字を送信する

テキストメッセージを送信する際、LINE 絵文字が送信できるように。

// LINE絵文字を含むテキストメッセージの例
{
    "type": "text",
    "text": "Look at this: $ It's a LINE emoji!",
    "emojis": [
        {
            "index": 14,
            "productId": "5ac1bfd5040ab15980c9b435",
            "emojiId": "001"
        }
    ]
}

ユーザーの言語を取得する

プロフィールを取得するエンドポイントで、既存のユーザープロフィール情報に加えて、language プロパティが返されるように。

マルチキャストの受信者数制限が削除

マルチキャストメッセージを送る エンドポイントで、1分間当たりの受信者数に制限があったがそれが削除。

2020年5月

メッセージの文字数制限やメディアファイルの使用条件が変更されました

テキストメッセージの文字数制限や、使用できるメディアファイルの条件が変更。

WebhookイベントのテキストメッセージオブジェクトからLINE絵文字情報を取得する

ユーザーが送信したテキストにLINE絵文字が含まれる場合にWebhookで届くテキストメッセージオブジェクトの emojis プロパティに、使用されているLINE絵文字の情報がLINE絵文字オブジェクトとして格納されるようになった。LINE 絵文字の種類は productId および emojiId で取得。

失敗したAPIリクエストを安全に再試行する

エラー/タイムアウト等でユーザーに正しくメッセージが配信されたかわからない場合に、安全に同じリクエストの再試行ができるよう HTTP リクエストヘッダーにリトライキー(X-Line-Retry-Key)を追加できるように(もし最初のリクエストでメッセージ配信がされていれば二重送信されずに済む)。

※このアップデートに関しては Cosmos DB との相性がいいよ!というセッションを10月にしました

www.slideshare.net

2020年6月①

グループの概要を取得する

LINE公式アカウントが参加しているグループのグループID、グループ名、アイコンのURLを取得するエンドポイントが追加。

グループに参加しているユーザーの人数を取得する

グループに参加しているユーザーの人数を取得するエンドポイントが追加。

トークルームに参加しているユーザーの人数を取得する

トークルームに参加しているユーザーの人数を取得するエンドポイントが追加。

2020年6月②

チャネルアクセストークンを識別するためのキーIDが追加されました

チャネルアクセストークンv2.1を発行する際に、トークンと対になる一意のキーID(key_id)を返すようになり、新たに追加されたすべての有効なチャネルアクセストークンv2.1のキーIDを取得するエンドポイントを利用して、キーIDと対になるチャネルアクセストークンを識別できるようになった。

2020年7月

LINEのAPIがTLS 1.3に対応しました

以下の LINE の API が、新たに TLS 1.3 に対応。※2020年8月4日以降

いったんここまで

実は結構前からまとめようとしていたのですが、なかなかまとめるのが大変で。。

https://developers.line.biz/ja/news/からピックアップしてるんですが、Messaging API のアップデート情報だけ絞って表示とかできないんですよね…。できる方法だったり別の場所にアップデート情報まとまってたりしたら教えてください。

中途半端なところですが、今回一記事にまとまらなかったので、次回に続きます。