はじめに
3/27 に東京ビッグサイトで開催された、Microsoft AI Tour Tokyo に参加してきました。
Microsoft AI Tour Tokyo とは Microsoft の AI 系サービスを中心としたセッション・ワークショップなどが多数開催される、Microsoft の大規模イベントの東京開催回です。
今回は単なる参加者としてではなく、Microsoft MVP として3つの役割で参加させていただいたので、簡単にその感想などを書いておきます。
午前:基調講演
午前中は特に役割がなかったので、基調講演を聴講しました。
Microsoft のサティア・ナデラ CEO を初めて生で見れて感動。日本で講演してくれるのが素直にうれしいですね。
内容とアーカイブ動画はこちらで公開されているので、ぜひ見てみてください。
午後:3つの役回り
午後はいろんな役目を仰せつかっていたのでバタバタと大忙しでした。
① Connection Hub 対応
まずは Connection Hub …つまりブースの対応でした。
Azure Database に関するブースの担当で、Cosmos DB やら Azure Database for PostgreSQL などなどのお話をさせていただきました。
今回午後シフトということで入っていたものの、後述する別の役割があり実際に入れたのは 1 時間ちょっとでしょうか。
それでも何組かのお客様とお話ができました。
AI に絡めた機能についてのお話が多かったですが、やはり話題の中心になるのはベクトル検索に対応した Cosmos DB ですね。
AI 関係なくとも Cosmos DB は便利だったわけですが、やはり AI / RAG に関連して注目度は高いと思います。
ベクトル検索という意味では PostgreSQL にも注目だと思うので、個人としてもこのあたりはもっと活用していきたいですね。
(Azure Database for PostgreSQL のほか Cosmos DB for PostgreSQL も出てきたので選択肢も増えました)
② ワークショッププロクター
75 分のワークショップ 2 回分をサポートで入りました。
ワークショップの内容はこちら。
Azure AI Foundry からいろいろなモデルを使ってみるという内容で、プロンプトエンジニアリングやその他の活用テクニックなども紹介されており、初心者にはかなり有用と思います。
いちおう、Deploy to Azure ボタンから自身の Azure 環境へデプロイすることも可能なのですが、モデルバージョンが若干古く動かないところがあったので、こちら にそこだけ直したものを載せてます。
もし興味があれば使ってください。
③ シアターセッション登壇
個人的に準備も含め一番大変だったのはこれです。

今回は「Azure 上での Dify を活用した AI アプリケーション構築」と題して、Azure らしい構成で Dify をクローズドにホストして使うという内容です。
資料はこちら。
こちらの登壇は 15 分間でデモ込みでお話ししましたが、15分では語りつくせないことがいろいろあるので、内容についてはまたあらためて別記事でも詳しくまとめたいと思います。
下記リポジトリに、セッション内で紹介した Dify を Azure に一発でデプロイできるスクリプトを公開しています。
今回のセッションに向けて、最新版の Dify を動かすためかなり試行錯誤をして作ったものになります。
クローズドな Dify 環境を用意したいという場合に有用だと思うので、ぜひ使ってみてほしいです。フィードバックもお待ちしています。