himanago

Azure・C#などのMS系技術やLINE関連技術など、好きな技術について書くブログ

【小ネタ】Azure Cognitive Service for Language の質問応答の回答を "ねこ" っぽくする

はじめに

2022年2月22日、にゃんにゃんにゃんで 2 が 6 個ということで、今日はかなりの「ねこの日」でした。

ちょうど自社内でチャットボットの話をする機会もあったので、Azure のナレッジベースのサービスを使って "ねこ" っぽいチャットボットを作りました。

技術的にはだいぶしょーもないやり方ですが、備忘的に記録しておきます。

手順

ナレッジベースを作る

ふつうに URL などからナレッジベースを作ります。

「Manage sources」から、適当な FAQ ページの URL を追加します。

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一般的な日本語の FAQ ページからとれば、だいたい「ですます調」で回答が作成されるかと思います。

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次に、雑談対応のためにおしゃべり(Chitchat)を追加します。

あとからねこっぽくするわけですが、その変換がしやすいので、ここであえて Professional を選択します。

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猫語に変換

このやり方が、まじでしょーもないです。

ナレッジベースを Excel にエクスポートします。

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エクスポートした Excel ファイルを開き、で回答の列を選択肢、以下の順で文字列置換します。

  1. 「よ。」→「。」
  2. 「ね。」→「。」
  3. 「。」→「にゃ。」

※ 1 と 2 は主におしゃべりの「~ですよ。」「~ですね。」をいったん「~です。」に統一する目的

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こうすると、おしゃべり部分含めて語尾が違和感なく「にゃ。」になり、ちょっと丁寧なねこの口調(?)になります。

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この Excel ファイルを上書き保存して、Language Studio にインポート。

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ナレッジベースが、語尾が「にゃ。」になった回答で上書きされます。

動かしてみる

ちゃんとねこっぽいですね。

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おしゃべりの部分も「早くお休みになれるといいですね。」→「早くお休みになれるといいですにゃ。」になっており、違和感なくねこです。

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Azure Bot Service を使って Teams / LINE / Alexa 等に公開したい場合は以下の記事などを参照ください。

Azure Cognitive Service for Language + Azure Bot Service で超簡単にチャットボット作成①~ナレッジベースの作成&Webチャットの公開 - himanago

Azure Cognitive Service for Language + Azure Bot Service で超簡単にチャットボット作成②~Microsoft Teamsへの簡易接続 - himanago

Azure Cognitive Service for Language + Azure Bot Service で超簡単にチャットボット作成③~LINE Botとしての公開 - himanago

Azure Cognitive Service for Language + Azure Bot Service で超簡単にチャットボット作成④~Alexa スキルとしての公開 - himanago

まとめ

語尾を変えるくらいなら Excel でばばっとやってしまうのが早いこともありますね。

Language Studio の質問応答、Excel 形式でエクスポート・インポートできるのは地味に便利でした。